沖縄 紅型(びんがた)染め

紅型(びんがた)」
沖縄で生まれ独特の染め味をもつ型染めです。友禅染めや江戸小紋と並ぶ日本の代表的な染め物です。

「びん」は紅という意味ではなく全ての色彩で「かた」は模様を意味しています。

一つ一つ心をこめて丁寧に手染めしています。

日本の伝統工芸紅型の美しさをお楽しみください。

まずは型彫りです。彫っているところの写真は撮り忘れたのでいきなり型完成写真を。
デザインナイフで丁寧に彫っていきます。切るというより刺しながら進んでいく感じです。
お見せできないのが惜しまれますが、ここはまさに職人芸といったところです。
根気が必要な作業ですが型が命です。

彫り終えた型にTシャツプリントでいうシルクスクリーンのような細かい網地をカシュー漆で接着します。

漆が完全に乾くと無地の手拭いを下に入れ糊を塗ります。いわゆるマスキングです。
型の切り抜いた部分がマスキングされますので黒い部分に色が入ります。

糊を入れたら乾燥です。これも生地が弛まぬように竹串のようなものでピンと貼っていきます。
乾燥後、滲み止めを入れようやく色を挿していきます。
1枚、1枚、手で染めていきます。
部分的に色をぼかしたり色を変えられるところが手染めの良さですが今回は藍色1色です。
単色でも手染めならではの風合いがあります。
全部染め終えました。
型から離した手拭いは糊を取るため4時間水に漬けておきます。染料がでないように丁寧に糊を落としていきます。
すすぎを繰り返し糊を落としたらアイロンを掛け色を定着させ手拭いのはじっこをきれいにカットしまして..
完成!
掛軸にしてもいいですね。
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